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電力の分散 無公害化

現代電力のピラミッド構造


まさに、これが原子力政策ですね。

私は、若い頃、コピーライターの駆け出しアルバイトでしたが、大阪電通の仕事で福井県若狭の原発対策の住民リレーションとして、「福井新聞への広告記事」を担当させられ、右も左も要領を得ないのに、若狭地区の住民団体、サークル、同好会、愛好会などを取材して回りました。

この経験から、へき地・若狭が原子力で関西の電力需要を支えていると知りました。

これが「発電リスクはへき地に押し付け、都会は電力を消費する」ピラミッド構造です。

ピラミッド構造は、福島原発も同じで、あそこは311で爆発しましたが、東京の電力需要を支えていたのです。

ここで、一つ総括したいのは、徳島県の原子力政策です。

四国ではへき地愛媛の西端に原子力発電所が出来ました。四国電力伊方発電所です。活断層の上に施設があり、次の地震災害時の対策が懸念されています。

対して、二番手の候補地だった四国の東端、蒲生田原発は建設が阻止されました。それは、漁連や住民が原発による環境破壊を懸念し、長靴、作業着姿で反対陳情に駆け付けたからだと理解しております。

私は、311の福島原発爆発による放射能拡散を同時代に経験し、原発事故の怖さ、そして、それを前提にして果敢にも原発をはねのけた阿南市・椿・福井・蒲生田の先人に感謝の思いでいっぱいです。

いま、経済的な尺度で言えば、椿・福井・蒲生田の疲弊はひどくて、若い子供も激減し、地域コミュニティも成立しかねる状態です。しかも、この町には原発でできた高速道路も、原発でできた公民館も、原発でできた高速光通信ケーブルテレビも、原発でできた施設も、まったくありません。

それでも、感謝の思いでいっぱいなんです。

なぜか。

それは、かけがえのない環境を徳島県の全域、紀伊水道全域にもたらせてくれるからです。この、すばらしい民意、高い環境意識、永遠に色あせない郷土愛よりすごい経済って、あるのでしょうか?

現代電力のピラミッド構造のなかで、毅然として原子力をはねのけた先人・英霊たち。

その後継者として、私たちはこの疲弊する状況を生き抜き、思いを継承していきたいと願うものです。


電源開発阿南から関電に送電している

電気も地産地消が良いですよね。エネルギーは、分散させるのが良いと思います

上図はまさに、エネルギー分散政策を感じさせる配電網地図です。

いま、SDGsという名で、エネルギー政策の環境適合が言われますが、あらゆるエネルギー技術には、反環境、環境破壊的な側面があります。

その総量は、原子力がもっとも収支悪です。しかし、政府やSDGsはCO2の側面だけで原子力を押します。また、太陽電池パネルも廃棄時のコストは膨大で、総量としての収支悪は否めません。

こうなれば、エネルギーは、地産地消でコンパクトに分散させるしかないです。小さなものでいいのでエネルギーを地産地消できれば、無駄もないし、エネルギーのありがたさもよくわかります。


分散型バイオマスには、有望性がありますね。

純粋な木質ペレットを燃料にすることもできるし、また、石炭との混合ペレット燃焼で有害ガスの完全燃焼化など、技術革新があるでしょう。

最大の前提である環境安全性はかなり高度に立証されているらしい。

すでに高知県ではバイオマスが稼働していますね。これにより、課題や対策も明らかになっています。こうした先例を阿南にも適用し、まずは

❶現有施設のバイオマス混合、

❷現有施設からのバイオマス転換のコストと効果をはじきだす。

次に❸環境アセスメントを徹底したうえで、バイオマス新規施設の誘致可能性をさぐる。場所は橘湾造船跡や辰巳遊休地など場所とコスト効果をはじきだす。

反対論については、バイオマスの環境適合を先例の事実をもちいて丹念に説明責任を果たす。

こうしたエネルギー政策への定見をもち、数年後のあるべき目的地店を定めたうえで、実現可能なロードマップを作成し、各種産業界との連携の上でバイオマスの環境学習会を開催していく。

まあ、阿南市はあんまりやる気なさそうに聞いてます。橘住民からは猛反対らしく・・・。 


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